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医学部 歯学部 受験 予備校 代官山 MEDICAL
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医学部受験予備校 代官山MEDICAL 合格者実績

首都圏私立医学部英語出題と対策@
東京慈恵会医科大
  2006年度より一本化。前期試験後期試験と分割しない。小論文もなし。
ただし、二次でのディベート討論には対策を万全にする必要あり。
慈恵医科大の英語出題範囲は私立の中で群を抜く。したがって時間をかけてじっくり勉強したかどうかを問う問題形式となっている。ことわざ、日本語らしい日 本語を英語に直す(例:満身創痍)問題、アクセント発音、長文読解(和訳)、英作文(医療テーマあり)・・・いずれもうろ覚えは禁物の大学。慈恵医科大は 基礎から応用力全般を試す問題で構成されているのが特徴。
また、文法問題と口語表現のウエイトが意外と高いのが特徴で、1点も失点はできない。
正規合格には徹底した文法・口語問題の演習量・知識量を増やすこと。
特に記述問題の答案作成法を攻略し、口語系の英作文対策も大切な大学。
 
傾向と対策
慈恵の英語は量は少ないが、幅広い知識とめん密な学習姿勢が問われる。
他の教科に比べて、英語を重視し、配点も高く試験時間も長いという大学が多い中で、東京慈恵医科大学は他の教科、特に理科1科目と比重が同じである。
試験時間60分100点。
長文問題が少ない(大問5題中1題出題)。
思考力重視の抽象度の高い長文しかやってこなかった人にとっては他の人と差をつけるのは難しい。
東京慈恵医科大学の特徴であるバラエティーに富んだ短めの英文、発音、アクセント問題、細かい文法問題などは、慈恵独自の演習が必要。
単語関係(同意語)、スペリング、名詞の複数形、数字の読み方など細かい所まで出題されていて、総合的な英語力は発揮しにくいといえる。
長文は短いものが多く(35行程度)、抽象的な評論文中心。単語はテクニカルターム(専門用語) を除いて平易。その他、長文中の空欄に適語を補充するものやthis等の内容を20〜30字でまとめるものが特徴的。
英作文は主に2パターンからなる。
  パターン@:設問に従い英作するパターン
パターンA:下線部をそのまま英訳するパターン
アクセント発音問題が出た場合、アクセントだけ、発音だけ、もしくは融合問題といったケースがある。また,2004年の前期では以前のようにスペリング、数字の読み方、名詞の数え方など細かい単語問題が出題されたので今後、復活することも考えられる。
会話文は98年以降、毎年出題されている。基本的なものがほとんどであり、『電話でのやりとり』などがテーマ。空所補充の形で2005年前期・後期、2004年後期に出題された。
文法問題は『空所補充』『連立同意文完成』『不適なものを選択』が中心。
順天堂医学部
  前期までのA日程70名、B日程20名の募集から大きく変わり、前期一般60名、前期センター利用15名、後期センター利用15名枠となりいわゆる一般入試枠が10名も減ってしまうことになったため激戦が予想される。

順天堂大によく出るのが科学をテーマとするcritical essay。この速読がものをいう。出題形式は客観式問題なので瞬時に解ける問題をふやすこと。次に、順天堂独自の問題といえば2000年から出ているテーマ作文。
400words以上を論理的に書き切るテーマライティングである。年々医療時事問題を傾向としている感が強いが、2006年には「人生における成功経験」が出た。君の添削だけでなく、モデルアンサーを提供するので解答ネタをストックしていくこと。また、誤文(誤謬)訂正問題も得点源にしないと正規は難しい。
 
傾向と対策
2001年より形式は安定しており今後もこの傾向が続くと思われる。形式・内容ともにセンター型マークシート中心。
解答方式はマークシート式と記述式を併用でアクセント7題、正誤問題10題。
テーマ英作文は25行とボリュームがあり。最近では医療時事問題に関するテーマ多し。
2001年度より、25行にまとめるテーマ英作文が出題。
順天堂大学の英作文は時間が制限されていて、その上記述量が多いのが特徴である。
長文が減少傾向であり、その分、英作文対策、正誤対策さえしっかりやれば、センターのレベルとほぼ同様なので、長文が苦手な人向きかも。
長 文の内容は医学的なもので体の機能や健康・運動に関する内容をもつ英文の出題が多い。英文の中から原因、結果、目的、比較、数値の読み取り、内容いいか え、要旨などが問われている。段落の中のKey sentenceをすばやく読み取り、段落のつながりを考える。その際、数字、原因、結果、関係を読み取る必要がある。単語レベルは決して難しくなく難解 な文も含まれていないので、長いわりには比較的スムーズに読むことができる。
会話問題では、電話や勧誘、デパート、お店での会話、道案内、挨拶や人に物を頼む場合など場面ごとに、最もよく使われる基本的な表現を整理しておくと良い。
アクセントは2004年出題なし。綴りと発音の関係をしっかり押さえること。
日本医科大
  とにかく思考力を問う。機転の利く読み取りが要求される長文問題が多い。
長文のテーマは幅広く出題。医学部にもかかわらず、言語論のケーマから社会・産業系、経済系など社会時事問題や、医学・医療、生命倫理に医療時事問題ま で。2006年には「argumentの意味の2通りの使い道」などが出題された。

出題形式は、要旨要約・下線部内容説明、指示語の内容記述、部分訳、英問英答、内容真偽多肢選択問題。多種多様な問題形式に慣れる必要あり。会話・対話表現を中心としたライティング力も求められる。毎年変わる文法問題においては失点が許されない。 
 
傾向と対策
試験時間は90分で長文3題と会話系の長文中の部分和訳。やや長文が多めの傾向。
アクセント・発音については、長文の大問中で出てきた単語をあつかうのが日医の特色。
配点は英・数が理科に比べて高いので英語は合否を分ける最重要科目。
出題傾向は安定しており長文中心なので国立大医学部と併願する受験生が多い。2005年度は100人中、98人が蹴った。
長文の内容は東邦大のように医療時事系に偏ったものではなく、(1)言語論、心理、社会・教育論1〜2題 400words (2)健康・医療時事系1〜2題 400words といったように広い分野から出ている。
対策としては、健康によい、悪いと活発に論議されているもの(お米、たばこ、ドラッグ)などの文を読み、論旨と単語に慣れておくことが一番である。また医師のあり方(終末ケア、臓器移植、代替医療etc)についても注意が必要。
下線和訳問題は決して難しくないが、2006年は内容説明をからめた出題だったので、答案作成力が要。
日医独自の空欄補充問題は、
  (1)与えられた選択肢から選択するパターン
(2)与えられた語を変化させて適切な形にされるパターン
が例年出題されている。
(1)は必ず品詞(形容詞or副詞or動詞)に注目すること。内容に左右されるより形式上の違いを見抜き選択肢を絞り込む。文意に合うものを入れていくこ とである。またちょっと離れた相関構文たとえば、not〜butのようなタイプにも要注意。ともかく観察力重視。
(2)については、動詞ならば、時制、態、呼応、数、分詞、動名詞を考えなければならない、というように文法を単に各単元別ではなく長文中での文法力を問う問題に強くなる学習法が必要。
具体的内容の記述問題(字数制限あり)も出題される。
質問が英語で出され、日本語での解答を要求するもの、質問が日本語で出され、日本語での解答を要求するものや、正しくないものを選択させるなど指示が多様なので、何が要求されているかをしっかり把握することが肝心。
日本語での内容説明問題は長文中に必ず答えに該当する箇所があるので、その部分を具体的に訳出していく。自分で勝手な解釈を加味したり主観的な解答作成に陥らないことが肝心。
単語・発音については長文中にアクセントのある母音の異同が2〜3問出題されている。
英作文は2パターンにわかれる。
  @下線部をそのまま英訳する問題
 →会話形式で、内容は旅行、留学etcが多い。学生の会話(アルバイトについて)
A“ある状況下であなたは何と言うか"と聞かれる問題
このタイプは2006年では「作者の考えを察してその意見を日本語で述べよ」というのが大問4で出た。
昭和大医学部T期
  数学と併せて2科目180分。昭和は数学が難しいので英語は点数を稼ぐだけでなく時間も稼ぎたいところ。

特に長文読解の選択肢の読み方を鍛えること。ただも字面だけ追ってはいけない。書き手の意図をしっかりとる練習が必要。発音、文法、整序作文、長文読解と全ての分野において、出来る限り速く,かつ正確に問題処理することが要求される。
 
傾向と対策
慈恵や日医に比べて、長文の内容・単語レベルはやや軽め。2005年まで特徴の一つだった選択肢日本語が2006年には消えた。いずれにしても、昭和大の出題は英語に関しては基礎力を求めている。よってやや長めの長文を与えてきっちり精読させるねらいがある。
昭和大は発音問題が中心だが、これは昭和独自の解法あり。
文法問題は5択。機能語、動詞、分詞・・・・など範囲は広いので、幅広く丁寧な学習が要求される。
2006年も並び替え問題が5題出題された。7〜10語前後の単語を並び替える問題。日本文なし。レベルはやや易。
会話長文の中抜き空所補充問題。それぞれの空所に選択肢が4つ与えられている。1問ぐらい根拠不明な、出題者本位の設問があるので、そこに時間をかけすぎないで事務的に処理すべし。
長文問題の内容真偽に関わる選択肢のつくり方が巧妙。うまい。並みの受験生は必ずひっかかる。TOEIC試験並みの言い換え表現など直前の昭和対策の的はこの辺りである。
東邦大学医学部
  解答時間90分で設問数80問を越えるハードな客観問題。限られた時間の中で大量の問題数を処理する力を英語を通じて試される。医学部分野の単語が徹底的に問われる大学。速読・速解力と正確なストラクチャーの知識、語法力が要求され、入学後はTOEIC受験を課されるため、その適応力を身につける必要あり。  
傾向と対策
出題形式=マークシート選択式である。2004年は問題数が減少し易しめ。
出題内容は、長文を中心に文法・間違い探しも出題される。医療系、生物系。化学系の知識必要。とにかく問題の量は多いのが特徴。90分で約80個のマークシート。
長文は、過去3年間、3題出題されている。内容は医学に関するものが多いので東邦大の過去問のみならず、他校の過去問から医学関連の英文の読解練習を重ねて、医学の基礎的知識、医学用語を取得しておくことは絶対に必要。
長 文の難易度は、標準的なもの。ただ、英文の内容を問う一部の設問はどの選択肢を選ぶべきか迷うものが含まれている。いわゆる『ひっかけ』の選択肢に惑わさ れることのないようにするためには、速読の練習ばかりではなく、精読の訓練も欠かせない。また同意表現や意味を問うものが多く、語彙力がかなり必要。
文法問題は4択型とerror detection(誤文訂正)とが出題。レベルは標準。語彙力を試す問題はない。
英作文は、以前は語整序の形。レベルはやや難で以前は日本語付の問題に代わり、日本語なしの整序問題も出題。2002、2001年で通常の語句整序に加えて文整序も組み合わされた出題。この分だけなお一層難易度が高まったが、近年は文整序と変わりセンターレベル。
東邦大の英語は難しいという印象だがその原因は分量。日頃から問題演習を数多く行い、時間を計って答案作成練習を重ねることが重要。
全般的に、語彙力を試す問題が多い。
近年は一般的な入試を超えた語彙力の問題は少数であり、その分単語集・熟語集に掲載されている表現の正確な知識を問う問題がほとんどである。したがって、語彙力の増強を心掛けなければならない。
2002、2001年は問題の指示文も含め、日本語が見られなくなった。試験では、日本語が見られないだけでも、受験生の心理に悪影響を及ぼしかねない。事前に過去問を4年分、隅から隅まで目を通しておくと良い。


北里大医学部
  「速読」重視の大学。試験時間は90分。マークシート数は約60個前後。やや多め。正規合格の要は、誤文訂正と日本語付き並び替え問題。ボーダーは70パーセント(他教科の関連で)。
1長文(語句空所補充・内容一致)、2長文(内容一致)、3文法・語法、4間違い探し、5発音、6同意語選択問題、7対話問題、8並び替え問題(日本語あり)。
 
傾向と対策
長 文問題は例年2題が相場。ただし、2006年の大問2の問題「コンピューターハッカー」はやや読みずらかったといえる。オールマークシートで内容一致中 心。長めの長文を読ませ、記憶力を試すような問題設定。情報検索力重視。単語レベルは高くないが、長いので情報を整理して内容把握する必要あり。
大問8の語整序問題は5題でマークシート10個。つまり1問につき2個のマークシートになる。ここでパーフェクトをとらないと北里での正規は難しい。直前の北里対策のメインとなる問題である。北里を第一志望とする受験生間で最も差が付くところ。
日本大学医学部
  「簡潔にまとめよ」という日大の常識を問う問題に要注意。日大ならではの解法あり。あと英作文は受験生間で差が出るので要注意。
英問和答、英問英答問題では、論述訓練する必要あり。
 
埼玉医科大
  埼玉医科大は90分で約60問前後。量が多いものの文法問題では基本的な入試頻出問題が多数出題されるため高得点が狙える。長文問題も処理方法を知っていれば読まなくても解ける問題は多い。
オールラウンドな基礎力さえあれば9割獲得は容易なはず。
 
当予備校での,医学部の問題研究は徹底しています。「文系の英語と医学部の英語はこんなにも違うんだ」という驚きの声が毎年数多く聞かれます。実戦で使える時間短縮のテクニックなどほかでは教えてくれない解法をぜひ身につけてください。


首都圏私立医学部数学出題と対策A
東京慈恵会医科大
  慈恵医科大の数学は大問が3問で第1問は小問集合となっている。
数学IIIの微積はほぼ毎年出題されているのも特徴。
過去問を徹底的に研究して、微積を中心に効率的な解答作成能力を鍛えること。
 
チェックすべきポイント
【出題範囲】
数学T・U・V・A・B(確率含む)・C全範囲
大問3題である。
第1問は穴埋めの小問が4問くらい出題される。第2問・第3問については、途中経過を書かせる記述式の問題である。
記述式問題のうち1つは必ず「数Vの微積分」が出題されている。特に積分を中心とする問題が多い。


分野別傾向と対策
《数学T》
特に小問で場合の数・確率の出題頻度が高いので、しっかりと対策をたてておく。
《数学U》
指数・対数関数を特にしっかりと学習しておくこと。次に、重要なのは三角関数である。
《数学V》
一番力を入れて学習する分野である。
小問:難しめの積分計算問題(特に置換積分が中心)が重要である。
大問:必ず出題されるので、積分を中心とする応用問題をしっかりと学習しておくこと。
《数学A》
小問で過去に同一形式で何回か出題されたことがある命題を中心に学習しておく。
特に対偶、必要十分条件などが重要である。
《数学B》
「複素数平面」は新課程では範囲外です。
《数学C》
小問で行列がよく出題される。特に行列の演算に関する問題を多く練習しておくこと。
東京女子医大
  一見して淡白な問題。しかし中には融合問題もある。完全なオリジナルな問題は少なく過去問や他大学の入試問題を参照している気配がある。数学で、ある程度の点数を必要とするならば、過去問の徹底研究といわゆる有名問題の発想法が必要となる。その上で女子医の独特の出題傾向に慣れるべく問題演習を行うこと。  
  2006 2005 2004
【1】 場合の数
条件を満たす3桁の自然数の個数
複素数平面・三角関数
複素数の累乗の極方程
式の偏角
半角・2倍角の公式
ド・モアブルの定理
2次関数
2次方程式が実数解をもつための整数の係数の決定
【2】 数列
漸化式
数と式累
乗根の計算
数と式
3乗根についての等式を満たす有理数の決定
【3】 三角関数
等式を満たす点の集合
2次関数・図形と方程式
放物線上にある2定点と動点によってできる三角形の面積の最大値と動点の座標
複素数平面
複素数平面上において曲線上を動く点の軌跡
【4】 微分法
楕円上の接線
三角形の面積の最小
数列
数学的帰納法による等式の証明
微・積分法
置換積分法を利用した定積分の値

チェックすべきポイント
【出題範囲】
《数学T》 《数学U》 《数学V》 全範囲
《数学A》 集合と論理・場合の数と確率
《数学B》 数列・ベクトル
《数学C》 行列とその応用・式と曲線
2002年、2003年は大問5題であったものの、その他の年では4題となっている。
試験時間が60分
全問記述方式
有名問題も数多いが、中には少し工夫・考察させる問題もみうけられる。
オリジナル問題は少なく過去問や他大学の入試問題を参照している傾向にある。

分野別傾向と対策
《数学T》
2次関数に関する問題は、2005年、2004年、2002年、2000年に出題されている。
実数解条件に関する問題や、2次不等式を満たす整数の存在に関する問題が過去に出題されてきた。
数と式に関する問題も数多く出題されている。女子医の数と式は考察が必要なものもあり、誘導形式になっている場合は、上手に誘導に乗れるかも重要となってくる。
さらに、必要条件・十分条件の問題も出ているので、数学Tの範囲は取りこぼしの無いようにしておこう。
《数学U》
三角関数は頻出分野である。三角関数では公式は重要となる。半角、倍角、加法定理、和・積の公式などは完璧にしておく必要がある。
《数学V》
微・積分法はほぼ毎年出題されている。
内容は、楕円や放物線上の接線や法線がつくる三角形の面積の最大・最小を求める問題で、相加相乗を用いることがある。積分法は、主に定積分の計算である。
《数学A》
2005年までは確率、場合の数は出題されてこなかったが、2006年、2007年と2年連続で出題されている。
《数学A》
2005年までは確率、場合の数は出題されてこなかったが、2006年、2007年と2年連続で出題されている。
《数学B》
ベクトルは出題されていない。数列の出題は数多い。数列の内容としては、漸化式・数学的帰納法・Σ計算となっている。頻出分野にこれまで大きな変化はないと考えられる。
《数学C》
微・積分法の分野で、楕円や放物線の接線を求めさせたりしているが、特に2次曲線の知識を必要とする問題は出ておらず、行列や1次変換の出題もみられない。
しかし、確率や場合の数のように今まで出題されていなくても突如出現することもあるので油断はできない。
埼玉医科大
  2005年入試から数Vが範囲に追加された。試験時間は60分、形式は全問マークシートであるため細かい過程を示さなくてよい分、すばやく数式を処理する能力が要求される。微積分、個数の処理と確率の計算などを中心に問題を速く正確に解くコツを身につけておくこと。  
日本大学医学部
  大問が4題でレベル的には標準的な問題が多く、得点分布が正規分布になるという意味で「良質な問題」。第4問では医学に関連付けられた問題や論理問題が出題されることもある。頻出傾向にある微積、ベクトル、確率、数列、応用数学を中心に演習を行うこと。  
昭和大医学部T期
  大問4問、小問総数が15問以上あり、問題数は多い。小問集合にも難しい問題があり、時間内に終わらせるには易問と難問を見極める力、計算力、様々な解法テクニックが必要である。問題のボリュームを考えると詳しすぎる解答を書いている余裕はないので、ポイントをおさえたスマートな解答が書けるように演習する。  
  2006 2005 2004
【1】 小問集合(3問)
集合・数列・ベクトル微・積分法
小問集合(5問)
図形と式・ベクトル・
三角比・対数・数列
小問集合(5問)
個数の処理・対数・多項定理・確率・定積分と極限
【2】 数列・極限
数学的帰納法
漸化式と極限
数列
連立漸化式
数学的帰納法
数と式
ガウス記号を含む等式の証明
【3】 微分法
微分法の物理への応用
微・積分法
微分法の応用
定積分で表された関数
不定積分
小問集合(3問)
確率分布・期待値・分散・個数の処理
【4】 小問集合(4問)
軌跡と面積
指数不等式
関数の極限
定積分
確率
確率分布
条件つき確率
微・積分法
3次関数の接線
回転体の体積
平行な2接線の接点を結ぶ直線

チェックすべきポイント
【出題範囲】
《数学T》《数学U》《数学V》《数学A》 全範囲
《数学B》統計とコンピュータ、数値計算とコンピュータを除く
《数学C》媒介変数表示と極座標、統計処理を除く
大問4題である。
試験時間は、英語・数学あわせて180分。
2006年・2007年は大問4題中3題が答えのみを書かせるタイプで、1題が記述である。
一部かなりの計算力や思考力を要する問題も出題される。
数学と医療関連の融合問題が出題される。

分野別傾向と対策
《数学T》
〈1〉・〈4〉で出題される小問に、2次関数は、2002年、2000年に出題されている。2002年は、ある範囲における最小値に関する問題。
2000年は、放物線の平行移動、対称移動に関する問題。
《数学U》
小問の2004年〈1〉2002年〈1〉で対数は2度程出題されている。
指数関数の出題は2006年〈4〉である。
三角関数は、小問でも大問でも出題されている。
三角関数は過去問を見てみると、良く出題されている項目であるが、昭和大は問題の偏りは少ないので、全範囲満遍なく学習することが必要となる。
《数学V》
微・積分法は毎年出題されており、記述問題として出てくることが多い。
積分法では、面積よりも体積(回転体の体積)がよく出題されている。
また、昭和特有の数学と医療を組み合わせた問題では、薬剤の投与や腫瘍の発達に関する速度計算をさせることがある。その他にも、水量と水面の上昇速度もでているので、速さと道のりの分野も学習しておくこと。
《数学A》
確率に関係する問題は、毎年出題されているが、数学Aの範囲となっている確率の問題は、2000年〜2003年にかけて出題されているが、ここ数年は出てきていない。また、場合の数もよく出題されている。
《数学B》
2005年、2006年、2007年とベクトルは小問で出題されているが、問題集に載っているような、1度は見たことがある問題であるので、確実に得点したい。
記述問題で証明がでることが良くあり、最近では漸化式にまつわるものが出ている。
2006年は、漸化式の有名問題が出題された。
《数学C》
楕円や双曲線といった2次曲線のほか条件つき確率・確率分布・期待値・分散・個数の処理が出題されている。確率分布や分散などがよくわからない人は、 チャートなどで基本を学び、慈恵医大のこの分野の問題を解いてみれば良い練習になるだろう。


■全体の対策■

微・積分法は頻出分野として挙げられるが、その他の分野に関しては満遍なく出題されている。昭和大の受験者は数学を得意とする者が多いので、数学が苦手な ものは基本問題や有名問題は確実にマスターして、差をつけられないようにすること。
順天堂医学部
  2007年度難易度が上昇する傾向が最も強い大学。
2003年度から大問が3問(2002年度までは4問)、そのうち小問集合が1問、記述が1問出題されている。記述問題では2003年度に対数関数の諸公式の導出、2004年度に指数関数・対数関数の微分公式の導出が出題された。
安易に教科書に載っている公式を丸暗記だけでは順天堂の数学は突破できない。本質をとらえた解答力をもってしても制限時間70分の中で全ての問題に手をつけるのはかなりきついといえる。よって、基本公式の導出過程までしっかり復習し、かつ実戦的な演習で時間内に全完答する力を身につけること。
 
チェックすべきポイント
【小問】
毎年4問であったが、02年は6題、03年は8題に、04年は6題に!
02年以降、小問の出題数が増加している。そのため、出題分野も広がった。例年、数U、V、B、Cの分野が多く、数T・A分野は極端に少なかったが、03 年、04年は三角比、2次関数、確率が出題された。この中で毎年の様に出題されるのは数Bのベクトル(成分計算、内積)である。また数Cの行列計算も多く 出題されている。数Uは円に関連する出題が目立つが、02年、03年は3次関数、3次方程式が出題されている。数Vに関しては、求積、定積分の計算、微分 と積分の基本定理、関数の最大・最小、逆関数、無限級数の和というように全範囲から出題されている。
【大問】
毎年3題であったが、03年、04年は2題に記述は1題に!
例年3題の出題で、02年は完成式が2題、記述1題、03、04年は2題の出題で、完成式、記述式、1題ずつとなった。小問数の増加に伴い、大問が減少、 穴埋め問題が増えている。出題分野はU、V、B、Cが主体である。数V、Cに関して、曲線の素材として楕円が多く使われ、面積、接線、ベクトルと絡めて出 題されている。また、特に求積関係において、形式的に積分して値を求める(これは小問の方で出題)のではなく、微小面積、体積、長さを1次近似としてとら えてから、全体の面積、体積、長さを求めるという本格的な問題が出題されている。さらに、パラメータ表示された曲線の長さ、面積、体積も出題される。ま た、証明問題では日常、当然のように使っている事項の証明、説明が求められている。
■出題分野の連続性■
出題分野は連続する傾向がある。前年小問で出題した分野を翌年、大問として本格的に出題したり、逆に前年大問として出題した分野を翌年、簡単化して小問と して出題する。また、10年位前に出題した問題をアレンジして出題することもある。
例えば、01年、02年の正五角形の問題は93年の問題を題材にしている。02年円の標準形の問題は86年にも同様の出題があった。01年の区分求積の問題は89年の3次式の問題を2次式にアレンジして出題されている。
■公式の証明■
記述式の問題では、公式の使い方ではなく、公式の証明、作り方が問われている。最近の例では、
96年「空間の平面の式」の導出
97年「最小距離は直交すること」の対偶証明
98年「回転体の曲面積の公式」の導出
99年「数Uの面積公式」の導出
00年「実数係数で整方程式での解の共役性」の証明           
03年「対数の定義、対数の計算公式」の導出
04年「逆関数の定義、定義に基づく指数、対数関数の微分公式」の導出。
が出題されている。
■対策■
小問は基本問題が出題され、機械的に処理できる。日常の学習で十分であるが、問題数が増加しているので、スピード練習が必要である。
大問は数Vに関しては全分野について、片寄りのない学習をすること。また2次曲線、ベクトル、複素数は融合問題もふくめ、学習すること。
定理、公式は単に覚えて使うというのではなく、導き出す練習をすること。
求 積問題は形式的に扱うだけでなく、微小部分の面積、体積、長さを1次近似で表わし、そこから全体の面積、体積、長さを求積するという原理を理解し、練習す る。また、パラメータ表示に関しては、点の表示を作る練習もすること。出題分野は連続する傾向が強いので過去問を10年分位、十分に演習すること。また様 々な別解を考えたり、類題を解いておくこと。
聖マリアンナ医科大

  2005 2004 2003
【1】 ベクトル(図示・完成)
ベクトル方程式、領域の面積、単位ベクトル、三角形の外心・外接円の半径と面積
ベクトル(完成)
三角形の重心、辺の中点の座標、四角形の面積
ベクトル(完成)
空間ベクトルの成分・大きさ、垂直なベクトル
【2】 極限(完成)
数列の部分和とその極限の最大値
小問4問(完成)
逆行列、行列の計算、対数関数・無理関数の微分、曲線と直線で囲まれた部分の面積
2次曲線、行列
【3】 行列(完成)
2 次正方行列の累乗
極限(完成)
無限等比級数の収束条件とその和の最大値
 
【4】 微・積分法(完成)
絶対値のついた指数関数の定積分・最小値
微分法(完成・図示)
関数の増減・凸凹・概形
 

チェックすべきポイント
【出題範囲】
《数学V》 全範囲
《数学B》 ベクトルのみ
《数学C》 行列と線形計画、いろいろな曲線

大問4〜5題である。
穴埋め問題が多く、途中経過を書かせる記述式の問題は少なめである。穴埋め問題は、ほとんどがいわゆる「誘導型穴埋め問題」である。
「数学Vの微積分」と「数学Cの行列」は毎年(95年以降)必ず出題されている。
02年以前は毎年、随所で具体的な数値を用いて近似値を求める計算問題が出題されている。
出題範囲は数学V・B・Cとなっているが、過去の出題をみると数学T・U・Aの知識は前提となっている。数学T・U・Aの範囲で出題頻度が高いのは、「数列」「漸化式」「三角関数」である。

分野別傾向と対策
《数学V》
積分に関する問題は95年以降毎年出題されている。微分に関する問題も毎年のように出題されている。極限に関する問題も出題頻度は高い。
《数学B》
ベクトルは99年〜01年は全く出題されなかったが、02・03・04年と連続して出題されているここ3年のベクトルは非常に簡単であった。
《数学C》
95年以降でみると、行列が必ず毎年出題されている。2次曲線は、4回出題されている。なお、03年は「1次変換」が出題された。
《数学T》《数学U》《数学A》
出題範囲として明示されてないが、この範囲の知識は前提となっている。
聖マリの数学はいわゆる「誘導型穴埋め問題」が大半を占めるので誘導に上手く乗っかられるように慣れておく。
数V微積分と行列は必ず毎年出るので、とにかく幅広く深く学習する。
計算力をしっかりと身につける(電卓を使わないで普段から練習する)。
日本医科大
  出題されるレベルは標準的といえる。大問1題の問題文が長く高校の範囲では特殊な記法を用いた出題があるのが特徴。日本医科大特有の問題の形式に慣れる必要がある。  
  2006 2005 2004
【1】 数列
2項間漸化式
三角関数
2変数関数の最大値・最小値
微分法
三角関数の微分,
接線の方程式
【2】 複素数
平面(図示)極形式,ド・モアブルの定理
確率
硬貨を投げて指定された位置にいる確率
数と式
高次方程式,絶対値記号を含む不等式
【3】 数と式
相反方程式,実数解のもつ条件
平面図形,関数と極限
正三角形と円弧でできた図形の面積比較,極限値
複素数
高次方程式の虚数解と係数の決定
【4】 いろいろな曲線(論述)
媒介変数で表わされた曲線(らせん)の接線の方向ベクトル,法線の方程式,2つの法線の交点の極限,2曲線が一致する条件
接線の接点の座標,2曲線で囲まれた図形の面積,一般項が求められない2項間の漸化式と極限値 空間図形(球面)のベクトル方程式,四面体の体積の最大値
【5】     いろいろな曲線
2つの極方程式で表わされた曲線(らせん)が共有点をもつ条件
【6】     微・積分法
回転体の体積,包絡線,面積の極限値

チェックすべきポイント
2002 年度までは大問3問で、それぞれが5〜10問ぐらいの小問に分かれ、その問題の細かいところまで問う出題形式であったが、2003年度から変わり、 2003年度は大問6問となった。かわりに小問のない問題も見受けられ、全体的な計算量も減った。さらに2004年度は大問4問で、そのうち2問は小問2 問ずつ、残り2問は小問5問ずつ、また、2005年度は前年と同様4題の出題で、後半の2題も小問5題ずつの出題となっている。ここ数年変化した出題数、 形式も落ちついてきた。
 出題分野をみてみると、2002年度までは、確率(数1・数B)、極限、微積が中心であり、比較的傾向は読み取りやすかった。2003年度は、微積、ベ クトル、極座標、方程式・不等式と幅広い出題となったが、一転、2004年度は2変数間の最大・最小(含.行列式)、確率、微積、極限、2005年度は、 漸化式、ド・モアブルの定理、相反方程武、等角螺線と以前に戻った感がある。また、2004、2005年度の特徴として大問3、4で1つの大問の中で、様 々な知識をみようとする意図が感じられる問題が出題されている。
さらに、大問4(2003年度では6)で微積分の融合問題が連続して出題され、これは今後定着しそうである。
 難易度は2002年度までは小問が多い分、易〜標準の問題が中心で、2003年度は易、2004年度、2005年度は、大問1、2が易、3、4は計算力も要求されるやや難から難の出題となっている。
■対策■
2004年、2005年度は、形式、レベル共、同様な出題となっており(大問4題出題、大問1、2は易、3、4は設問も多く、計算力も要求される難)、さ らに4は微積分の融合問題が出題されているので、数Vの範囲は万遍なく、物理との融合(速度、加速度ベクトル)も含めて、高度なレベルの問題まで解けるよ うにしておくことが望まれる。また、確率についても、条件付き確率、乎均、分散まで、代表的な問題に手が付くようにしておく必要がある。他の分野として は、ベクトル、数列(漸化式)、2次曲線の対策もしっかりやっておくべきである。
東京医科大
  大阪受験会場ができてから全問穴埋め式の問題になった。極度に難しい問題は出題されないがちょっとした工夫や複雑な計算をこなすコツなしに時間内に完答することは難しい。
典型問題を攻略し、それによって身につけた発想法を応用することによって、要領よく全完答できる要領をつかめ。
 
  2006 2005 2004
【1】 小問2問
2点間の最短距離無限等比級数
小問2問
指数不等式の整数解回転体の体積
小問2問
無理不等式と漸化式の最大値
【2】 小問2問
三角関数と無限等比級数と場合の数
小問2問
整式の除法連続関数
小問2問
ベクトルの絶対値の範囲と三角関数、部分分数と数列の極限値
【3】 ベクトル
内積・大きさ三角形の面積
2次曲線
楕円と放物線の共有点、楕円と円の共有点
微・積分法
接線と曲線で囲まれた部分の面積
【4】 微・積分法
格子点・曲線と直線で囲まれた部分の面積
微分法
2 曲線の共通接線
微分法
条件つき2変数関数の最大値・最小値

チェックすべきポイント
【出題範囲】
《数学T》 《数学U》 《数学V》 《数学A》 全範囲
《数学B》 数列・ベクトル
《数学C》 統計処理を除く
 
大問4題である。
試験時間は60分・解答方式は、全問マークシート方式
平均して大問1問当たりの穴埋めは2〜3ヶ所程度
計算力を重視する傾向にある。

分野別傾向と対策
《数学T》
数学Tのみの分野が出題されたのは、2000年の[3]のみであるが、数学Tの2次関数が基本となり数学Vの3次関数の理解につながるので、手抜きせずに学習すること。
《数学U》
東医の数学は数学Uの範囲がよく出題されている。
三角関数・指数関数・対数関数は、しっかりと学習しておくこと。
《数学V》
微・積分法は、ここ9年間毎年少なくとも1題は出題されており、頻出分野といえる。
微・積分法の項目では、出題されている内容は様々であるが、中でも、面積・体積・関数の最大・最小は数回出題されている。
《数学A》
場合の数や確率に関しては、2006年の[2]の小問で場合の数が出題されたが、それ以前(1998年まで)は出題されていない。
《数学B》
ベクトルに関係する問題は、ほぼ毎年出題されており、頻出分野といえる。
ベクトル単独の問題に限らず、他の分野とベクトルの融合問題も学習しておく。
数列に関しては、頻出分野ではないが、たびたび小問でも出題されている。
また、数列は極限とからめて出題されることもあるので、極限や図形と数列が一緒になった問題を解くことは東医対策となる。
《数学C》
行列が出題されたことはないが、2次曲線に関しては、2005年[3]は楕円、2003年[4]は放物線、2002年[3]は双曲線と楕円、2001年[3]は双曲線と楕円が出題されている。
2 次曲線は受験生全体でも、学習が行き届いていない者が多く、差がつく問題になると考えられる。十分に学習しておく必要がある。
東邦大学医学部
  基礎的な問題が中心。制限時間内に余裕を持って終わらせることが出来なければ合格圏には達しないといってよい。穴埋め問題を効率よく処理し、記述式問題には丁寧な解答を書く練習をすること。  
チェックすべきポイント
(注)出題内容を必ず確認すること!
《数学T》
大問として出題されることはほとんどないが、基本事項は問題を解く際に出てくるので注意する。
《数学U》
三角関数の解の配置問題、02年の座標等平面が出題。標準的な問題なので確実に得点したい。
《数学V》
毎年1問は必ず出題される。多い年では2問とも数Vからの出題。よく出題されるのは、図形や関数が与えられて面積・体積を求める問題や図形を絡めた最小値 の問題も多いので注意。02年は最初から式が与えられており、図形が絡まないので珍しい。03年は、定番の図形を絡めているので、図形の感覚を養いなが ら、積分の計算をきちんと抑えよう。
《数学A》
論証問題はほとんど出題されていないので、数列の漸化式が数V絡みで出題されていた以外は小問が中心となる。
《数学B》
図示問題がここ数年続いているので、ベクトルは注意。今後も出題される可能性は高い。03年のように、空間図形の処理が出来るようにならなければならない。
《数学C》
97年までは行列が出題されていた。今後も出題される可能性があるので注意。04年は楕円と数学Vの融合問題。
 
数学V、数学Bのベクトル、数学Vの行列を中心に記述用の対策。特に数学Vの体積はよく出題される。

分野別傾向と対策
《数学T》
個数の処理、確率、整数の3つの分野から毎年1、2問出題。この分野での小問は基本的。
《数学U》
対数の計算が絡むものは毎年出題されているので注意。基本となる公式をチェックしておけば点は取れる。
《数学V》
極限、微分、積分の分野から、万遍なく出題されているが、計算問題ばかりなので、計算ミスをしないように!
《数学A》
数列が毎年出題されるので注意。特に等差数列が多い。
《数学B》
ベクトル、複素数のどちらか一方が出題される。ただし複素数は新課程では範囲外である。
《数学C》
行列、楕円から出題。
 
■対策■
教科書で公式を確認し、問題集で覚える。数学が得意な人は50分以内で小問を全て解き、残り40分を大問に注ぐ。苦手な人は、時間をかけても良いので、なるべく多くの小問を解き大問に取り組むようにしよう。
数学の出題と対策へ

【首都圏私立医学部】『化学』の「出題傾向」と「対策」B
聖マリアンナ医科大

  2006 2005 2004
【1】 理論
水酸化鉄(V)のコロイド溶液の生成、透析、電気泳動、凝析、塩析、チンダル現象、ブラウン運動
理論
イオン、イオン結合、水和、pH、原子説、アボガドロ定数、液体の分子量、混合物、同素体
理論
原子・分子の性質、化学結合
【2】 理論
銅の電解精錬、アルミニウムの融解塩電解
理論
熱化学方程式、活性化エネルギー、平衡状態、反応量と時間のグラフ
理論
元素の周期表、元素の性質、電子配置、酸化物の性質と反応
【3】 有機・理論
酢酸エチルの合成、触媒、平衡定数
有機
ベンゼンからニトロベンゼン、アニリンの合成
有機
炭化水素の異性体、幾何異性体、酸無水物
【4】 有機・理論
α‐アミノ酸の構造、ペプチド結合、酵素の特異性と失活、グルコースの好気呼吸と嫌気呼吸、ATPの役割り
有機・理論
グリコーゲンとセルロース
有機
タンパク質の構造と呈色反応、ペプチド結合、ジスルフィド結合、酵素の反応速度と最適pH

出題形式
2科目で150分。 配点100点/400点。
大 問4題、記入記述式の設問形式。97年から登場した1行(14cm〜20cm)〜4行で論述させる問題が多い(04年14題、03年15題、02年15 題、01年12題)計算は3ケタで答えさせることが多いが、量は少ない。04年は平均分子量の計算1題だけであった。問題はすべて標準レベルだが、論述の 練習が不十分では時間的にきつくなる。


出題傾向
《理論》
大問2題が理論・無機だが、そのほとんどが理論分野といってよい。非常に広い範囲で、すべての単元から出題されている。したがって、他の医大に比べ電池・ 電気分解や、酸・塩基・中和の単元の出題が非常に少ない。04年は珍しく周期表(第4周期)が出題された。実存気体やコロイド溶液など、医学部ではあまり 大問になることがない単元も大きく取り上げられている。

《無機》
非常に少ない。気体の発生と性質がでるくらいである。金属イオン分析については10年以上も全く出題されていない。

《有機》
有機分解分野の出題が全体の半分を占める。内容は理論や無機の分野に比べ典型的な問題が多い。
アルコール、芳香族、フェノール、サリチル酸とその誘導体、溶媒抽出、デンプンとセルロース、単糖と二糖、たんぱく、アミノ酸といずれも医学部ではよく見かける問題である。
日本医科大
  日医の化学は「やや易」から「標準」レベル。しかし、その分ケアレスミスは許されない。実際、当日の試験では、ほぼ満点に近い高得点が要求されます。近年ではそれほど難しい問題は出題されていませんが、2005年のpHのような、やや思考力を要する問題も見受けられるので要注意。講義での演習量を重んじること。  
  2006 2005 2004
【1】 無機
周期表と周期律、水素結合、結合理論
無機
原子価、水の密度、酸化数、結晶格子
無機
緩衝溶液の組み合わせ
【2】 理論
反応速度と量的関係
理論
可逆反応における浸透圧、濃度平衡定数
理論
気体の密度、圧・濃度平衡定数、反応熱
【3】 理論
鉛蓄電池、氷の融解熱・熱量計算
無機
陽イオンの系統分離、錯イオン
有機・理論
グリシンの電離平衡、電離定数、アミノ酸の等電点
【4】 有機
エステルの加水分解、検出操作と構造推定、幾何異性体
理論
弱酸・強酸および混酸のpH、緩衝溶液のpH、希釈と電離による熱量
無機・有機
Na・Mgの反応、物質の分類、原子量、ハロゲン化水素の性質、アルカリ金属の性質、イオン化傾向、触媒、水素結合
【5】   有機
ポリペプチド・ポリアミド繊維、アゾ染料オレンジUの合成、ジアゾ化物の不安定
有機・理論
芳香族化合物の異性体と性質、検出

出題形式
2科目で120分。
大問4〜5題、記述式の設問形式。
論述問題や理由説明を求める設問も見られる。計算問題は結果のみを書かせるタイプであるので、ミスは許されない。

出題傾向
《理論》
理論・無機のウェートがやや高くなっている。反応速度や化学平衡の出題が続いている。従って、この分野は、しっかりおさえるべきであるし、酸・塩基の電離 定数、溶解度積も解いておこう。また、中和滴定であれば、オーソドックスな問題にとどまらず、逆滴定、2段階滴定を含めて、電池では、燃料電池までおさえ ておこう。

《無機》
周期表と周期律、原子の構造、イオン分析など、無機分野全体からの出題がみられる。無機は内容をきちんと理解すれば、覚える量も少ないと思うのですが、化学が苦手で、暗記で済ましたいという人には、次のような勉強法をオススメします。

セミナー化学のまとめのページをコピーしてノートに貼り、その下にその項目について授業で習った際や、過去問を解いた際にわからなくて、自分で調べたこと などを記入していきます。そのノートを休憩時や通学時などに見ていると、結構暗記できると思いますし、1日数分見ることを毎日続けると、記憶も薄れにくい です。また、無機では、沈殿や溶液など様々な色を覚えなければいけない。化学の資料集には写真が載っているので、実際に目で見れば、暗記しやすいです。化 学が苦手な人などは良かったら試してみてください。

《有機》
有機に関しては、アルコールやエーテルなどの性質や製法などの代表的なものを覚えておけば対応できる。2007年は実験器具に関する問題が出題された。中 和滴定や抽出を行う際に必要となる実験道具は化学の資料集などを参照して覚えておくことをすすめます。
東邦大学医学部

  2006 2005 2004
【1】 総合
イオン化エネルギー、炎色反応、炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウム、含硫アミノ酸など30問
総合
イオン半径、モル濃度、鉛蓄電池、錯イオン、中和に用いるガラス器具、けん化など30問
総合
同素体、同位体、中性子数、化学の基本法則、典型元素、中和、酸化還元、コロイドなど30問
【2】 理論
硝酸銀水溶液と硫酸銅(U)水溶液の並列つなぎによる電気分解
理論
シュウ酸溶液による過マンガン酸カリウム溶液の酸化還元滴定
有機
糖類の性質と決定
【3】 有機
ベンゼン誘導体
有機・理論
オゾン分解
理論
水酸化ナトリウム・炭酸ナトリウム混合水溶液の硫酸による滴定

出題傾向
《理論》
マークシート導入以前と以後では若干傾向が異なるが、小問として様々な問題が出題されている。電子配置、酸塩基の計算、気体の状態方程式、熱化学など。こ の分野の大問として、酸塩基がらみの中和滴定・平衡定数の計算問題が特に多く出題されている。酸化還元滴定や気体の計算は大問としてあまり出題されていな い。

《理論》
マークシート導入以前と以後では若干傾向が異なるが、小問として様々な問題が出題されている。電子配置、酸塩基の計算、気体の状態方程式、熱化学など。こ の分野の大問として、酸塩基がらみの中和滴定・平衡定数の計算問題が特に多く出題されている。酸化還元滴定や気体の計算は大問としてあまり出題されていな い。

《無機》
マークシート型の小問のなかで、雑多な知識問題が出されている。マークシート導入以前は窒素やリンをテーマとした無機総合問題があったが、マークシート導 入以後は出題されていない。医学で使う笑気ガスなど細かい知識が問われている。03年は特に無機分野の小問が11題も出ているので今後、頻出分野になる可 能性がある。

《有機》
マークシート型の小問のなかで、雑多な知識問題も問われている。大問での出題がこの分野ではあり、芳香族の出題であるのも特徴である。また、高分子の問題 はマークシート導入以前から極めて多く、特にアミノ酸が頻出なものを特筆される。油脂や合成高分子も大問として出題されて、合成高分子もぽつぽつ出題され ている。

傾向と対策
《診断》
98年までは大問6題ぐらいの記述選択式の標準的な出題であったが、99年、00年はマークシート式が1、2、3記述式が4、5、01年はマークシート式 が1、記述式が2、3という形式になっている。04年度も今年と同じマークシート形式の大問1題と記述式の大問が1〜2題という形式に変更はない。

《傾向》
マークシート導入前の入試問題は大問が6題くらい。酸塩基の平衡計算など各テーマごとに小問が5〜10題配置されていたのが、マークシート導入後の01年 度から1が30題ほどの小問となり、しかもテーマごとになっていない種々雑多な形となった。
 時間は2科目120分で私立医学部としては標準だが、時間に比べやや問題量が多いのが特徴。マークシート式の小問が30題もあり、ここに少し時間を要す る計算問題も含まれていることなどから、時間は不足気味になると思われる。マークシート式には、単位についての問題や笑気ガス、必須アミノ酸を問うなど、 広く浅い細かい知識が求められている。理論・無期化学の各分野からバランスよく出題されているが、全般から幅広く、基本的なものから細かな点や応用的なも のまで、多種多様に出題されているのが特徴。また、記述式の問題は酸塩基がらみの平衡計算や有機化学の未知化合物の決定問題、芳香族の誘導体、アミノ酸の 構造の問題などのテーマに沿った形で1、2題の出題となっている。出題形式は変わったものの、出題内容に大幅な変化はない。

《対策》
問題自体はあまり難しくないので、8割はほしい。常日頃からケアレスミスを無くす努力と基礎的な問題を手早くこなすスピードが必要。広く深い知識をもつこと
順天堂医学部
  前期までのA日程70名、B日程20名の募集から大きく変わり、前期一般60名、前期センター利用15名、後期センター利用15名枠となりいわゆる一般入試枠が10名も減ってしまうことになったため激戦が予想される。
【化学】
順天堂大前期の出題はA・B分割制度以前からの流れの上にあり良問が多く、類題がその後の他大学で出題されることもある。他大学受験者も力試しなどに活用するに足るべき良問ぞろい。
 
  2006 2005 2004
【1−1】 理論
理論小問、沸点、面心立方格子、塩素の性質、質量組成と原子量、化学組成と量的関係
理論
体心立方格子と面心立方格子の密度比較、酸素消費量、元素の性質、電気陰性度、価電子数、基礎法則、アボガドロ定数の算出
総合
混合気体の体積、電子配置、原子数、結晶格子、分子の存在比、元素の性質、電気陰性度、いろいろな化合物の工業的製法、クロム錯塩の構造
【1−2】 理論
混合気体と蒸気圧、三水和物の溶解度、硫酸水溶液の調製、コロイドの性質
理論
物質の三態、溶液の調製、コロイド溶液、固体混合物の熱分解
理論
ヘンリーの法則と気体の溶解度、コロイドの性質、硫酸銅(U)水溶液における溶媒と溶質の質量
【1−3】 理論
気体反応の化学平衡
理論
可逆反応の反応速度と平衡定数、平衡時の混合気体計算、pH指示薬の変色域
理論
水のイオン積、水酸化物イオン濃度の変化、溶解度積と塩化物イオンの濃度変化、ヘンリーの法則と平衡定数、アンモニア合成における平衡の移動
【1−4】 理論
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和後のpH、水酸化ナトリウムの希薄水溶液のpH
有機・理論
芳香族化合物の官能基と性質、分子式C4H8Oのエーテル異性体、α‐アミノ酸の組成式、アラニンの電荷変化、トリペプチドの分子量
有機・理論
飽和炭化水素、有機酸の性質、ブテンの異性体、水素の発生量、アミノ酸、酵素、酸無水物、サリチル酸メチルの合成、元素分析と分子量
【1−5】 有機・理論
アルケンの異性体、油脂の構造決定
   
【2】 理論・無機
一酸化窒素の製法、オストワルト法、硝酸の生成反応とpH
理論・無機
塩化鉄(V)水溶液と銅線の反応、Fe2+、Fe3+水溶液と硝酸銀水溶液との電池反応、過マンガン酸カリウムと硫酸鉄(U)水溶液との酸化還元反応
無機・理論
粗銅の製造、銅の電解精錬装置、銅の電解精錬における銀の挙動、銅の電解精錬量と電解時間の長さ

出題傾向
00年度までは、大問4問であったが01年度からマークと記述に分かれた。
マーク式を導入したこの2年間、単元の異なる小問が増えた。03年1第1問 問1〜問8まではすべて異なるテーマの小問であった。もちろん1第2問のよう に1つのテーマで小問4題というものもあるが、多くの単元から出題されるように変わってきたと言える。

マーク式の小問集合の形式になってから,特に理論分野において,より多くの単元から出題されるようになった。難度は標準レベルだが、計算も必要であり60分で7割確保するには,かなりのスピードが要求される。

【理論】
私立医大で頻出の電池・電気分解,順天でも00年以前は,非常によく出題された。出題形式が変わって初めての出題は04年2の記述,銅の電解精錬についてであった。設問内容,難度とも非常に標準的なものであった。
逆に順天では,小問か時々出るだけだった酸・塩基・中和の単元が02年に2でNH3の中和,03年に2で2段階の中和と急に増えてきた。
マーク形式になってからの理論頻出テーマは,電子配置,化学結合など文字通り理論の基本分野,そして,気体溶解度などの計算問題である。

【無機】
イオン反応(錯イオンが特に多いが,沈殿反応も含めて)など遷移元素についての設問が多いのは,相変わらず。04年の2で銅の電解精錬が出題されたことに より、00年以前によく出題され,01,02,03年とほとんど出題されなかった『無機工業』や『気体の発生と性質』『ハロゲン』が復活するかもしれな い。

【有機】
02年, 01年を含めて,10年で5回も出ているのがC4H10Oについて。マーク式になってからの異変が『芳香族化合物の合成』に関する出題の連続である。
天然・合成高分子も以前と比べると出題の頻度が高くなっている。
東京慈恵会医科大

前期
  2006 2005 2004
【1】 理論
メタノール生成反応の反応熱・反応速度、化学平衡
無機・理論
銅イオンの反応、窒素と揮発性物質の混合気体、飽和蒸気圧
無機・理論
鉄イオンの性質、Fe3+とKMnO4の酸化還元滴定、血液の酸素分圧と二酸化炭素分圧
【2】 理論
イオン結晶、格子エネルギー
理論
水酸化ナトリウム水溶液とシュウ酸水溶液の中和、緩衝液
理論
塩化ナトリウムを不純物として含む炭酸ナトリウム水溶液の塩酸による滴定
【3】 有機・理論
アミロペクチンの構造と加水分解
有機・理論
合成高分子化合物の重合の種類、ポリ乳酸、高分子化合物の分子量測定法
有機
芳香族化合物の分離、酸化還元滴定によるフェノール水溶液の濃度決定
【4】 総合
原子間の結合様式、置換反応、同素体、異性体
   

後期
  2006 2005 2004
【1】 理論・無機
コバルト錯イオン、硫酸銅(U)の溶解度、メタンの不完全燃焼の反応熱、鉛蓄電池、陽イオンの分離
理論
反応熱、平衡定数、結合エネルギー、メタノールの合成と燃焼
理論
COD(化学的酸素要求量)の定量、酸化還元滴定
【2】 理論
水酸化ナトリウムと炭酸ナトリウム混合水溶液の塩酸による滴定、炭酸ナトリウム水溶液のpH
理論・無機
銀とその化合物の性質、溶解度積
理論
水素結合、極性、水の電離度
【3】 理論・有機
極性の大きさ、無極性分子、β‐グルコースの重合体、フェーリング反応、ニンヒドリン反応、異性体
有機・理論
ビニロンの製法
理論・有機
単分子膜法によるアボガドロ定数の決定、オゾン酸化法を伴う油脂の構造決定
【4】 有機・理論
ジカルボン酸エステルの構造決定、構造異性体、光学異性体
理論
浸透圧
有機
甘味料アスパルテームの構造

■傾向■
03年より、従来の国立A日程に実施していたものを「後期」とし、1月に前期として、計2回の入試を実施している。
前期はまだ3回のみであるが、「後期」との相違点を挙げるなら、実験を絡めたテーマでは、血液中の02およびC02の分圧(04前期)。尿に含まれるN2の捕集定量(03前期)、計算、論述のみならず、表やグラフの完成や実験装置の描図など、さまざまな解答形式の出題がなされている。
また、前期、後期の共通点として、
@テーマはみえやすいものが多い
A時間的に非常に厳しい
ということが挙げられる。
 
■対策■
設問レベル、量、60分という時間(2科目で120分)を考えると、ハイレベルの受験生であっても、かなりの要領のよさが要求される。
全問を解答するには、電卓を使っても60分はかかる量である。問題を読み終わった後、間髪を入れず答案作成に書かれるくらいの頭の回転のよさが必要である。

出題傾向
《理論》
よく出題される項目は、熱化学、中和滴定、酸化還元滴定、平衡である。問題集では見かけないような化学と生物の融合問題(酸素分圧など)が出ることがある が、見たことがない問題は、今までの問題を別の視点から見たものが多い。そんな問題に当たったら、一先ずとばして自分のできる問題から処理し、確実に点を 取ることが大切である。

《無機》
理論とセットで出題されることが多い。出題頻度は高くないが、出題されたときは細かな知識を問うてくることがある。無機の基本的な知識はセミナーの解説ページで充分である。
難関校の入試に必要な知識は新演習の参考書を参照してその都度覚えるようにしよう。
《有機》
脂肪族化合物、芳香族化合物の性質や有機化合物の構造推定が良く出題されている。
構造推定の問題を新演習などで練習すること。天然高分子の問題や油脂の問題にも取り組んでほしい。
獨協医科代

  2006 2005 2004
【1】 理論・有機
小問5問
電子親和力、凝析、構造異性体、電気泳動、還元性のない糖、リン酸の電離定数
理論・無機
小問集合10問
最外殻電子数、電気陰性度、酸性で示す塩、少量のアンモニア水で沈殿し多量で溶解するイオン、残り5問は正誤判定問題
総合
小問10問
酸化数、強酸、分子コロイド、定比例の法則、塩酸で沈殿する陽イオン、塩基性気体、13Cの陽子数など、有機化合物の分子式、尿素樹脂
【2】 理論
倍数比例の法則、金属酸化物の組成式決定
理論
エタノールの燃焼による圧力変化、並列回路による電気分解
理論
二酸化窒素と四酸化二窒素の平衡に関する問題
【3】 理論
分圧、物質量、飽和蒸気圧
理論
溶解度積
理論
過酸化水素水の過マンガン酸カリウム溶液による酸化還元滴定、過酸化水素水の分解反応速度
【4】 無機
無機化合物の反応と決定
有機
分子式C5H8O2を持つ化合物の構造決定
有機
芳香族化合物の構造決定
【5】 有機
脂肪族エステルと芳香族化合物の構造決定
有機・理論
タンパク質、アミノ酸、タンパク質中の含硫アミノ酸の個数
 

■傾向■
05年度より解答形式がマーク式へと変更になった。これまでも、大問3〜5題がそれぞれ4〜10問程度の小問により構成されていたと考えると、解答形式が マーク式になるだけで、内容は大きくは変わらないかもしれない。しかし、マーク式の利点を考えると、より多くの単元・テーマを取り上げ、東京医科大や順天 堂大のように、小問集合からなる大問に注意しよう。
 
■対策■
@ 理論  頻出分野であるので、計算問題は正確かつ迅速に解く習慣をつけておくこと。
A 無機  基本的な金属と酸の反応、気体の発生、沈殿の生成反応の化学反応式を表などにまとめて覚えておくこと。化学反応式と物質量の計算問題を解くのにも必要になる。ハーバー法、オスワルト法、アンモニアソーダ法などの化学反応式も重要である。
B 有機  エステル・アルコール・炭化水素などの化学式の決定、それから考えられる異性体の構造式などの問題が頻出している。物質の製法を官能基に関連させて理解しておくこと。有機に限らず実験に関する設問が出題されることがあるので、慣れておくこと。
東京医科大

  2006 2005 2004
【1】 総合
正誤問題―物質量、溶液の濃度、溶解度、酸・塩基の性質、反応熱、酸化還元反応、電気分解、天然有機化合物の性質
総合
正誤問題―溶液の性質、電池と電気分解、希薄溶液の性質、典型元素とその化合物の性質、高分子化合物の性質
総合
正誤問題―酸化・還元異性体、金属の性質、混合気体の圧力、コロイドなど
【2】 理論
水の電気分解、化学平衡、質量作用の法則
理論
ヘスの法則、緩衝溶液とpH、ルシャトリエの原理
理論・有機
化学反応の量的関係、中和反応
【3】 理論・無機
気体の捕集法、ヘンリーの法則、オゾンの性質、酸化還元滴定
酸化還元反応 有機
芳香族化合物の構造決定
【4】 無機
水素化合物の性質、気体の製法
エステルとその誘導体の性質 理論
コロイド、浸透圧、拡散
【5】 有機
アルコール・芳香族化合物とその誘導体の性質
アミノ酸の性質 理論
電離平衡、水素イオン濃度、緩衝溶液の性質
【6】     有機
糖類・アミノ酸の性質

出題形式
2科目で120分。
大問5〜6題、全問マークシート法の設問形式。計算問題や正誤問題は東医の特徴といえる出題形式である。

出題傾向
《理論》
理論分野は、分野全体から広く出題され、点差の開きやすい問題が含まれている。正誤問題では化学結合、周期表、コロイド、気体・溶液の性質、酸化・還元な どが取り上げられることが多い。計算問題では、熱化学・気体の状態方程式、溶液の濃度、酸・塩基、反応速度、化学平衡は重要である。

《無機》
無機分野は正誤問題での出題が多い。気体の製法や金属イオンの分離、錯イオンなどを重点的に学習するのがよい。主な無機物質は細かいところまで問われることがあるので、過去問を解きながら、しっかり対策すべきである。

《有機》
構造決定は頻出である。アルコール、エステル、芳香族、天然高分子は扱われやすい。中には、複雑な問題もあるが、まずはセミナー化学などの基本問題を集め た問題集を使いながら、代表的な有機化合物の構造と性質・反応を整理・理解する。その後に、重要問題集や新演習で応用力・推理力を養っていこう。
昭和大学医学部

  2006 2005 2004
【1】 理論
水分子の構造、pH計算、水酸化ナトリウムと酢酸の中和
理論・無機
第3周期までの元素の決定
有機
サリチル酸と無水酢酸によるアセチルサリチル酸の生成
【2】 理論・無機
気体の反応、カルシウム化合物の反応
理論
溶解度積
総合
フロンによるオゾン破壊
【3】 理論
状態方程式、電気分解、モル濃度、質量パーセント濃度
理論
酢酸と酢酸ナトリウムからなる緩衝液
理論
二酸化炭素の水への溶解、炭酸の電離平衡
【4】 有機
グルコースから構成される多糖類
理論・有機
同一炭素数のアルカン・アルケン・アルキン燃焼に必要な酸素の体積比
有機
アルコールの性質
【5】 有機
芳香族化合物の反応
有機
エチレンに塩化水素・水・酢酸を付加させたときに生成する物質の名称と構造式
有機
タンパク質の検出反応、ケルダール法によるタンパク質の定量
【6】 有機
合成高分子化合物の単量体
有機
サリチル酸およびその誘導体の製法
 
【7】   有機
タンパク質の構造と性質
 

出題形式
2科目150分。配点100点/400点。
大問5〜8題、一部選択式であるが、ほとんどが記述式の設問形式。
論述問題、描図問題が出題されることもある。

出題傾向
《理論》
理論は毎年良く出題されている。主に化学Uの出題範囲である、化学平衡、溶解度、緩衝作用からの出題が多い。化学Uの理論分野は一通りマスターしておくこと。また化学Tでも電池・電気分解も細かい所まで聞かれているので注意する。

《無機》
無機単独の問題2000年に1度出題されてだけで、その後の出題はない。出題されても、理論と一緒に出題されている無機のウェートは低く、細かな知識を聞かれることはないので、基本的な内容がおさえられていれば対応できる。

《有機》
有機の出題は高い。有機化合物はもちろんのこと、高分子化合物や油脂もしっかり学習しなければならない。有機分野で得点できないと致命的である。社会問題 も含め、有機は必ずしっかり学習してほしい。有機は同じような問題が数回出題されていることもあるので、過去問は繰り返し解くようにしよう。
東京女子医大

  2006 2005 2004
【1】 理論
ハロゲンの原子・単体、水素化物の性質、過酸化水素水の定量分析法
理論
酢酸と酢酸ナトリウムの
緩衝溶液
総合
電気陰性度、無極性分子、遷移元素、アンモニア錯イオン、非共有電子対、水素イオン濃度、C6H14の異性体、沸点、エステル結合を有する高分子化合物、ビウレット反応
【2】 理論
アンモニア分子の構造・性質・製法、アンモニアの生成の平衡
理論
状態図
理論
酸化物の性質、過酸化水素水と酸化マンガン(W)による酸素発生、過酸化水素水の質量パーセント濃度
【3】 有機・理論
アニリンの合成実験、水蒸気蒸留
有機・理論
ポリペプチドを構成する
アミノ酸の決定
理論
オストワルト法、NO2とN2O4の化学平衡
【4】 有機・理論
芳香族化合物の構造決定と分離
有機
C5H10の分子式をもつ
アルケンのオゾン分解
有機
アセチレンの誘導体
【5】 有機・理論
酵素の働き、浸透圧
  有機・理論
油脂、セッケン、合成洗剤

出題形式
2科目で120分。配点100点/400点。
大問4〜5題、選択・記述・論述の設問方式。計算問題は回答のみを記入させるものが多いため、計算ミスには気をつけたい。
教科書の範囲からの出題で全体的に標準問題が多い。

出題傾向
《理論》
理論の問題は毎年少なくとも大問で3題は出題されているため、しっかりと身につけなければならない。特に決まった範囲に集中しているということはみられないため、穴のない学習を心がけたい。

《無機》
無機はあまり出題されていない。理論と一緒に出題されることが多いので、理論と共に扱われそうな無機の分野である、気体の製法・反応、沈殿の生成反応、酸化・還元反応の反応式など。

《有機》
構造決定がよく出題されている。アミノ酸、油脂の構造決定の練習もしておくべきである。
高分子化合物も出題されているため、基本的な知識は持っておくべきである。
高分子は1度自分で参考書を見ながらノートにまとめてみて、それをひたすら声に出したり、紙に書いたりして、暗記するのが効果的でしょう。
杏林大学医学部

  2006 2005 2004
【1】 無機・理論
酸化物・水素化合物、オキソ酸
理論・有機
凝固点降下、浸透圧、気体の状態方程式、電離定数、元素分析
理論・無機
同族元素、元素の周期律、結晶の性質、金属イオンの分離
【2】 理論・有機
結合エネルギー、反応熱、脂肪族炭化水素、分子結晶
有機
アルコールと関連化合物、芳香族化合物の反応
有機
化学反応の速さ、触媒、反応熱
【3】 理論・無機
塩素の製法・性質、ラジカル反応、塩素の反応
無機・理論
溶解のしくみと気体の溶解度
アセトアミド、ヨードホルム反応、アミド結合、尿素

出題形式
2科目で120分。配点100点/400点。
例年大問3題。記述式と選択式の併用の設問方式。論述問題や描図問題も過去には出題されている。計算問題は回答のみを記述させるため慎重に解答しなければならない。

出題傾向
《理論》
標準レベルの問題も見られるが、中には教科書レベルの知識では解けない難問が含まれている。計算問題も多数あるため、60分で解くためには、標準問題と難題を見極める力が必要とされる。

《無機》
無機は理論と共に出題されている。
酸化還元反応や中和反応の理論分野では、反応式が必要となることから無機の知識が必要となってくる。代表的な物質の性質と反応式を中心とした学習をしよう。

《有機》
脂肪族・芳香族に関する問題中心で高分子化合物に関する問題は少ない。銀鏡反応やヨードホルム反応については反応式まで書けるようにし、1つ1つの物質を全体的に見られるようにするため、相互関係をおさえるようにする。
岩手医科大学

  2006 2005 2004
【1】 無機・理論
周期表、アルカリ金属元素とその化合物の性質
理論
グルコース中の物質量および燃焼後の生成物の質量
理論・無機
電気陰性度によるイオン結合性と共有結合性の決定、極性と無極性
【2】 理論・有機
アルコールの分類と性質
理論
結合エネルギー、燃焼熱
理論
反応熱、熱化学方程式
【3】 理論
二酸化炭素の電離平衡
理論
硫酸アンモニウムと硫酸ナトリウム混合物の比率
理論
酢酸ナトリウム水溶液の水素イオン濃度・pH
【4】 理論
過酸化水素水の過マンガン酸カリウム水溶液による滴定
有機
有機化合物の特徴、メタンの一置換体の名称と示性式
有機・理論
油脂の分子量および硬化油生成のための必要水素
【5】     有機・理論
鎖式炭化水素の総称名・分子量

出題形式
試験時間は2005年度までは2科目120分であったが、2006年度入試では2科目90分。
大問4〜5題、記入記述式の設問形式。空所補充形式も例年1・2題出題されている。

出題傾向
《理論》
一番多く出題されている分野である。
酸化還元滴定、熱化学、溶解度、平衡定数といった代表的な計算問題が出題されてきた。
計算問題は実に基本的なものが多いが、答えのみを書かせるタイプであるため、何度も見直す必要がある。実際試験会場でも、かなり時間が余ると予測される。 時間があるときの見直し方は、1度目に自分が解いたものを見るのではなく、何も見ずにもう一度解き直してみるのがいいだろう。

《無機》
これまでに無機のみの出題は見られないため、特別な対策は必要ないと思われるが、最低限の知識は持っておいてほしい。

《有機》
構造決定の練習をする他に、タンパク質とアミノ酸、グルコースとデンプン、医薬品などの問題演習もしておこう。
異性体の構造式や個数を問われている問題は、個数の取りこぼしのないように、自分なりのやり方(例えば、主鎖の長い順に見つけていく)をつくっておこう。
また、示性式で聞かれているのか、構造式で聞かれているのか、を含めて問題をしっかり読むこと。
北里大医学部

  2006 2005 2004
【1】 総合
原子・分子の性質、生成熱、pH、気体の法則、水蒸気圧、ヘンリーの法則、結晶の性質、アルカリ金属、鉄、硫酸バリウムの沈殿生成、有機元素分析、分子の形、不斉炭素原子を持つ分子
理論・有機
共有電子対、pH、モル濃度、ルシャトリエの原理、有機化合物とナトリウムの反応、塩化鉄反応、エタノール、芳香族化合物の分離、光学異性体
理論・無機
イオン半径、面心立方格子、蒸気圧、硫酸銅(U)五水和物、結合エネルギー、気体の製法、単体と化合物の性質、電気分解
【2】 有機・理論
酢酸と無水酢酸、ジカルボン酸の脱水縮合、分子式C3H8Oの化合物、塩化鉄反応、アセトアニリドの収率
理論
反応熱の種類、燃焼熱、中和熱
理論
水のイオン積の温度による変化、二酸化窒素と四酸化二窒素の化学平衡
【3】 理論
酸化還元反応、ダニエル電池、鉛蓄電池、電気分解
理論
弱酸の電離平衡、加水分解定数、酢酸とエタノールの反応の化学平衡
理論・無機
窒素の水への溶解、ペプチド中の窒素含有量、アンモニアの性質、オストワルト法、窒素含有ポリマー
【4】 理論
H2Sの電離平衡
無機
元素の性質
無機
鉄の製造・性質、鉄の不動態、鉄イオンの性質、鉄の合金
【5】 無機
気体の発生と性質
有機・理論
油脂
有機・理論
脂肪族炭化水素・芳香族炭化水素の性質、陽イオン交換樹脂、セルロース誘導体

出題形式
2科目で120分。配点100点/500点。
大問5〜6題、全問マークシート法の設問形式。
設問形式は、文章、語句等の選択問題と計算問題が多いが空所補充問題なども出題されている。問題数が多いのが北里大学の特徴であり、スピード力と判断力が必要とされる。

出題傾向
《理論》
理論分野で出題頻度が高い項目は、中和滴定、酸化還元滴定、熱化学、気体、平衡定数、反応速度に関する問題である。計算問題はすばやく処理しなければならないので、問題集で解法と共に計算力も身につけよう。

《無機》
理論や有機に比べれば、出題回数は少ないが、無機分野全体からの出題が見られる。
各物質の性質を覚えると共に製法や、ブリキ・トタンや、青銅・黄銅などの合金まで学習しておこう。

《有機》
有機分野からの出題は多い。構造式の決定や、芳香族・脂肪族化合物の推定、異性体に関する出題は特に多い。これらの分野の練習は必修である。さらに、最近 では他大学でも、タンパク質や糖類、油脂、合成高分子の出題が高くなっているので学習しておこう。
化学の出題と対策へ